内国通運会社代理店飯田大八引札

明治23年(1890)
この引札は明治22年(1889)開業の東海道線島田駅(静岡県)前の内国通運会社の代理店の広告で、同24年の日曜表が記されており、年末年始にかけて配ったものと思われます。
明治5年(1872)に新橋(汐留)・横浜(桜木町)間に鉄道が開業し、翌年から鉄道貨物輸送が開始しました。東海道線は明治22年7月に新橋・神戸間に全通、明治20年代になると国内の幹線鉄道網が整備されていき、陸上輸送の中心はやがて従来の道路輸送から鉄道へと移っていきます。